脳を知れば人間がわかる。世界はもっとよくなる。
杉浦元亮教授
杉浦元亮 教授
人間脳科学
 わたしたちは人間らしい精神と行動を実現する脳の仕組みを、脳機能計測と生理・行動計測を駆使して明らかにします。基礎から応用まで、人間性に関わるあらゆる学問領域をつなぐ「ハブhub」となる脳科学を目指します。みなさまのご参加とサポートを心より歓迎いたします。
加齢人間脳科学
 人間らしい生き方、老い方、社会のあり方を脳科学的に提言し、超高齢社会におけるスマート・エイジングの技術開発を目指します。
災害人間脳科学
 発災から復興まで、災害の様々な状況を生き抜く人間の力について脳科学的に解明し、新しい教育・災害対応プロトコールを提案します。
不安だと美味しい食べ物に目が向く(論文採択)
2019.02.17
感情には対象自体からのものと、それとは関係ない出来事からのものとがあります。本研究では、直前に不安感情を感じていると、感情的な食べ物(美味しい食べ物)により視線が向くことを明らかにしました。感情と食べ物認知の理解を深めたこの成果は、食行動の代表的なジャーナルAppetiteに採択されました。(元木)
五感テクノロジーと消費者行動(投稿論文募集)
2019.02.15
五感テクノロジーと消費者行動のテーマで、Journal of Business Research特集号の投稿論文を募集しています。関心のある方は是非投稿をよろしくお願いします。多感覚を実験心理学・マーケティング・情報工学で研究する一線の研究者が編集委員メンバーです(Velasco准教授を中心として、Spence教授、須永教授、鳴海講師、Petit助教)。私もその末席に連なっています。(元木)
敬語表現に関する脳内メカニズム(口頭発表)
2019.02.15
敬語表現は、言語知識と社会知識(例えば、動詞の形態や相手との関係)を統合する必要があります。しかし、敬語表現を使用する際に言語知識と社会知識を使用する脳内メカニズムは研究されていませんでした。この文法と社会知識を統合する敬語表現の神経基盤に関する研究を、第8回東北脳科学ウィンタースクールにおいて発表してきました。有益な意見交換を行うことが出来ました。(崔)
敬語表現に関する脳内メカニズム(口頭発表)
言語制御の神経基盤(ポスター発表)
2019.02.10
第二言語使用者の言語制御は、まだ色々な未解決問題があります。例えば、「同形同義語」(例:日本語と中国語の「銀行」)と「同形異義語」(例:日本語と中国語の「汽車」)を処理する時、二言語使用者の認知メカニズムは何ですか?選択する事ですか?抑制する事ですか?私は第8回東北脳科学ウィンタースクールで、言語制御の神経基盤に関する研究を発表して、様々な意見をいただきました (謝)。
第8回東北脳科学ウィンタースクールに参加してきました!
2019.02.09
2月9日から10日にかけて秋保温泉にて開催された第8回東北脳科学ウィンタースクールに参加しました。私自身はスタッフとしての参加でしたが、杉浦研究室からは基礎修練生含めて6名参加し、全員がポスター発表もしくは口頭発表を行いました。東北を中心に活動している多くの若手研究者と交流することができて、非常に有意義なセミナーとなりました(濱本)。
fMRI方法論セミナー
2019.02.01
fMRI研究により我々の認知処理が画期的にわかるようになりましたが、fMRIを利用する上にその長所、短所を理解した上で、最近の研究デザインや分析方法を勉強することはとても重要です。本セミナーでは、Dr. Hsu Chun-ting (京都大学)を講師に招き、より人間の自然なテキストリティングをfMRIで検証した研究紹介と、fMRIの分析方法や原理において最近の論点を研究室みんなで議論し、3時間にわたるとても有意義なセミナーを行いました。(鄭)
社会科学における脳機能イメージングの使い方(セミナー)
2019.01.25
「認知プロセス」という思想を中心に、脳機能イメージングの基礎から応用までを概観します。社会科学者にとっての脳計測の敷居を下げられるよう、専門外の方や一般の方にもわかりやすい言葉で解説します。東北大学文系4研究科人文・社会科学におけるクワトロセミナー第22回は、2019.2.21(木)16:30~18:00川内南キャンパスでの開催です。(杉浦)
ギャンブル好きは伝染する?:加齢・発達の影響(論文採択)
2019.01.24
「他人がギャンブルしているのを見ると自分もギャンブルしたくなる」という現象があります(Suzuki et al., PNAS, 2016)。今回の研究では、その傾向が思春期の若者で(大人に比べて)顕著に見られることを明らかにしました。経済行動に対する社会的影響が加齢・発達に伴い変化することを見出したこの成果は、心理学のトップ・ジャーナルJournal of Experimental Psychology: Generalに採択されました。(鈴木)
今年の正月の贅沢は、ハゼ出汁の雑煮(教授リレーブログ)
2019.01.22
正月のお雑煮を、生まれて初めて、ハゼの出汁で作ってみました。実に澄んだ、すがすがしい味です。・・・(杉浦)
第8回 東北大学加齢医学研究所・人間脳科学セミナー(2/1)
2019.01.17
2月1日(金)に Dr. Chun-Ting Hsu (Kyoto University)をお迎えして、第8回東北大学加齢医学研究所・人間脳科学セミナーを開催します。(Jeong)
雪深い鳴子で視覚的注意と記憶と地熱エネルギーと
2019.01.09
ふっくらと雪に包まれた鳴子温泉で、視覚的注意の惹きつけられやすさと視覚的記憶のかく乱されやすさについて議論してきました。東北大学附置研究所若手アンサンブルの研究会での発表です。研究会では他研究所の多様な研究の話を聞いたり鳴子温泉の地熱エネルギー利用施設を見学したり、得難い経験ができました。(田邊)
鳴子の地熱エネルギー利用施設そばの風景
始まりはいつも好奇心
2019.01.09
2018年10―12月の間、医学部基礎修練のため本研究室に所属した学生3名(井出・貝塚・藤原)がその研究成果を最終報告会で報告しました。それぞれ予期不安、音楽、お世辞といった幅広い現象をテーマにその神経基盤を解明する実験的研究に取り組みました。それぞれが自分自身の興味・関心に基づいて研究を計画し、実行するという重厚な3か月間でしたが、普段の授業では得られない貴重な体験を今後の人生に生かしてくれることと思います。藤原君の発表(お世辞認知の神経基盤)は発表グループ内での最優秀賞を受賞しました。(石橋)
謹賀新年
2019.01.01
昨年も大変お世話になりました。日本という国はどこへ行こうとしているのでしょうか。人間とは何か、幸せとは何か、生きるとはどういうことか、そんな問いが個人だけではなく社会で共有される時代になってしまいました。私たちの人間脳科学は未来を照らす光になれるでしょうか。本年もよろしくお願いいたします。(杉浦元亮)
選好と購買行動の認知・神経基盤(セミナー)
2018.12.21
選ぶこと・予測することの複雑な関係について、2つの先進的な研究発表を頂きました。伊藤文人さん(サウサンプトン大学)は顔から相手の選好の予測をする認知神経基盤について、スピードデートとfMRI計測を組み合わせた研究の最新知見をご紹介下さいました。芳賀麻誉美(大阪経済大学)先生からはマルチレベル分析の基礎の講義と、これを用いて人が商品の売り上げを予測する認知過程とその個人差について分析した研究の紹介を頂きました。年末の豪華な人間脳科学セミナー第7回でした(杉浦)
人間脳科学とスマート・エイジング・ビジネス(講演)
2018.12.20
ビジネスに必要なのは顧客が何を求めているかを知ること、すなわち人間理解に行き着きます。「人間の心と行動の不思議~その裏側を脳機能イメージングでひも解く」の題した講演を、スマートエイジングカレッジ東京第4期コースⅡ月例会で行いました。参加企業出席者20余名と質疑を行い、新たな産学連携に向けた可能性について手応えを得ることができました。(杉浦)