Research
認知神経科学と神経科学のはざま(UCL-東北大連携神経科学ワークショップ)
2018.10.11
認知神経科学が社会問題解決への貢献を目指すとき、立ちはだかる壁は適切な認知仮説の不在という、心理・社会科学的課題になります。つまり認知神経科学のフロンティアは、脳の外にあります。ユニバーシティー・カレッジ・ロンドンと東北大学の連携イベントとして開催された神経科学ワークショップに参加し、認知神経科学と一般的な神経科学の重要な相違点について持論を展開しました。(杉浦)
脳機能イメージングによる社会的好みの予測(シンポジウム発表)
2018.09.27
「好み」の理解は、基礎研究のみならず応用研究でも重要です。日本心理学会の公募シンポジウム『「好み」の認知神経科学:基礎研究から応用研究へ』で話題提供を行いました。応用研究の発表者という立ち位置で、脳データから社会的な好みであるシェア行動を予測する研究を発表しました。非常に多くの方にお越しいただき、心理学研究者の関心を引くテーマであることがわかりました。指定討論では、脳画像は心理状態をどこまで反映しているのか、という議論がなされました。(元木)
被災地の研究者(シンポジウム)
2018.09.27
東日本大震災発生後の仙台で、各分野の研究者は何をしていたのでしょうか?7年あまりが過ぎた今、当時の被災者としての体験、研究者として災害科学国際研究所の設立への取り組みや被災者支援に奔走した日々について、7名の研究者が一服の絵巻物のように振り返りました。日本心理学会第82回大会の大会準備委員会シンポジウムで、杉浦も指定討論者の一人として、脳イメージング研究者のその日々を語りました。(杉浦)
芸術活動が高齢者の心身健康に及ぼす効果とは?(ポスター発表)
2018.09.26
本研究は60歳以上で芸術活動を長期間続けているプロ・アマチュア、30名を対象に行った調査です。結果、芸術活動がもたらす効果を7つの側面に分けて項目化することができました。それを日本心理学会第82回大会においてポスター発表を行いました。学会発表では、高齢者関連の研究を行っている多くの参加者から、芸術活動を取り入れたことへの励みと支持の言葉をいただきました。学会参加者との話し合いを通して、「長期間と短期間の効果の差」、「プロとアマチュアが挙げている効果の差」、「芸術の各分野ごとの効果の差」など、本研究を様々な方向へ展開することへの可能性に気づかされた貴重な時間でした。(千)
展望記憶とワーキングメモリの関係にもモダリティの違いがあるのでは(ポスター発表)
2018.09.26
日本心理学会第82回大会一般発表において「仮想環境内の展望記憶課題における意味情報と知覚情報の影響」というタイトルで発表しました。展望記憶の遂行とワーキングメモリ容量は相関するといわれますが、この相関にもモダリティの違いを検討すべきでは?という提言で活発な議論ができました。個人的には、大学ロゴに着想を得たフレームデザインでポスターを作ったのに「そのデザインいいね」と言ってもらえなかったことが少し残念です。(田邊)
ポスター用フレームデザイン
脳において「他者」とは何か?(シンポジウム)
2018.09.26
自分と他者の関係を考える上で、例えば身体・概念・社会といった複数の階層を考えることが出来るかもしれません。その妥当性や意味について、日本心理学会第82回大会の公募シンポジウム(企画:京大月浦崇・南洋工科大北田亮)で議論しました。自閉症(ATR岡本悠子)や内集団・外集団(イリノイ大勝見祐太)に関わる心理・脳研究の話題にロボット工学視点からの強力な指定討論(阪大高橋英之)が絡み、華々しい空中戦が繰り広げられました。(杉浦)
からだはだれのものか?(シンポジウム企画・発表)
2018.09.25
日本心理学会第82回大会において「"からだ"はだれのものか?—自己/他者身体表象の共通性と差異を探る—」と題したシンポジウムを行い、話題提供者の一人として健常者が持つ手の表象(イメージ)の性質を検討した実験データを発表しました。お呼びした他の発表者の先生方からも脳損傷の患者さん、乳幼児、さらには霊長類の一種であるフサオマキザルという多様な群を対象に、それぞれがどのように「からだ」を認識しているのか、貴重なデータをご提示いただき、指定討論者の先生・会場の皆様とともに大きな学会ならではの領域横断的な議論の時間を持つことができました。残念ながらすぐに共通した答えは出ませんでしたが、頂いた意見を参考に、さらに説得力のある結果を得られるよう、研究を進めていこうと気持ちを新たにしました。(石橋)
温度と色の明るさがつながると消費者行動に影響する(論文採択)
2018.09.13
一見異なる感覚は実はリンクしています。本研究では、温度と色の明るさが相互作用し、それが消費者行動に影響することを発見しました。温かいと明るい色の商品を見て、さらに快適な温かさだと明るい色の商品を欲しくなりました。新しい感覚間相互作用を見出したこの成果は、感覚と消費者行動の代表的なジャーナルFood Quality and Preference に採択されました。(元木)
脳データからの動画広告シェア予測(口頭発表)
2018.09.09
日本商業学会 第7回マーケティング夏の学校で口頭発表を行いました。動画広告シェアを脳データから予測するという内容の発表です。六甲山にある自然豊かな山荘で、マーケティングの若手研究者と親睦を深められました。画像は、六甲の山上と山麓を結ぶケーブルカーです。(元木)
仕事の面白さと収入は似ている?
2018.09.01
仕事の収入と面白さは脳内では、同じように処理されているのか、違うものなのか?脳から見ると大きくは同じであるという結果が得られました。一方で、その微妙な違いについても脳から明らかにすることができました。この結果は名古屋で行われた産業・組織心理学会第34回大会において発表しました。(松浦)
身体性と社会性の認知科学のこれから(シンポジウム)
2018.08.31
帯状皮質後部(PCC)は様々な社会認知に関わる脳マッピング実験で活動します。その機能の本質は何なのでしょうか。第35回認知科学会で嶋田総太郎(明治大)が企画した身体・社会認知科学研究の未来を語るシンポジウム。川崎真弘(筑波大)の身体同調、梅田聡(慶應大)の内受容感覚に関する話題提供に続き、PCCの機能仮説を提唱しました。立命館大学(大阪)のまだ新しい収容1000名の大ホールで、聴衆に研究の未来像を提示する使命は果たされたのでしょうか。(杉浦)
脳科学の研究成果は英語教育に応用可能なのか(学会ポスター発表)
2018.08.26
言語間(日本語-英語)で起こる言語の曖昧さと言語内(日本語-日本語)で起こる言語の曖昧さの解消に関与するメカニズムは、その言語の習熟度によって異なります。このような認知メカニズムを、日本の英語教育にどのように応用できるのでしょうか。この研究結果について全国英語教育学会第44回京都研究大会で発表し、英語教育の現場でご活躍されている先生方と議論することができました。(岡本)
無限に広がるMRIの可能性(研究会発表)
2018.08.21
磁気を用いて様々なモノを可視化するMRI技術は医療・生命科学から工業的な応用まで様々な分野で利用されています。東北大学で開催された第22回NMRマイクロイメージング研究会で、MRIのヒト脳機能計測への応用について鈴木が発表してきました。「持ち運びできるMRI装置の開発」や「シイタケ菌糸のMRIによる可視化」など多様な研究に触れることができて興味深かったです。(鈴木)
「自己」とは何か?(シンポジウム)
2018.08.19
研究者の個人的背景や研究手法によって、「自己」の定義は大きく変わります。independent selfとinterdependent selfの提唱で著名な北山忍(ミシガン大)のlectureで始まる第1回Tsinghua Social Neuroscience Symposiumの2日目午後のセッションはcultureとselfの問題を扱い、杉浦も災害を生きる力と自己概念の関係を交えながら脳科学的自己3層モデルの有用性をアピールしました。(杉浦)
神経言語学会(SNL2018)で4つの研究発表、ケベック市、カナダ
2018.08.18
北米神経科学会(Society for Neuroscience)のサテライト・シンポジウムで始まった神経言語学会(Society for the Neurobiology of Language: SNL)は、すでに今年10周年を迎えました。2013年から一人で参加しましたが、今年は上智大学と共同研究(日本語文処理)、名古屋大学との共同研究(英語リスニング訓練効果)を含めて、研究室から4件の発表がありました。いつも日本やアジアからの研究発表が少ない中(発表全体の5-10%未満)、今年は東北大学パワーを見せられたかなと思います。来年はヘルシンキ、再来年は初めてアジアで開かれるそうです。東北から世界へ言語の脳研究を発信して行きたいと思います。言語脳科学の興味がある方、ご一緒しませんか。(鄭)
芸術活動を長期間続けることの効果は?(学会ポスター発表)
2018.08.17
第72回韓国心理学会で、ポスター発表をやってきました。芸術活動を長期間続けて行うことが高齢者の心身健康に及ぼす効果が何か、60歳以上の30名を対象に調査した研究結果をまとめたものです。様々な心理学分野の研究者、学生と交流ができ、有意義な時間となりました。(千)
2つ以上の意味をもつ単語をどのように処理するのか(学会ポスター発表)
2018.08.17
第二言語学習者にとって、2つ以上の意味をもつ単語を学習することは難しいと言われていますが、それでは第二言語学習者はどのように脳内でそのような単語を処理しているのでしょうか。このことについて調べた研究を10th Anniversary of the Society for the Neurobiology of Language (カナダ・ケベック市) でポスター発表を行いました。(岡本)
世界中の「脳と言語」の研究者が集まる学会(学会ポスター発表)
2018.08.16
外国語を学習する際,母語と異なる言語は習得が難しいとされています。我々は,日本語との文法構造の類似度が異なる2つの人工言語を作成し,両者の学習中の脳活動を計測しました。結果,母語との目標言語の類似度によって,習得の早い段階から異なる脳の領域が活動することが明らかになりました。10th Anniversary of the Society for the Neurobiology of Language (カナダ・ケベック市) で発表してきました。「脳と言語」をテーマとした世界最大の学会で,世界中の研究者と言語三昧の充実した3日間を過ごしてきました。(石鍋)
温度と食べ物好みの研究が最多ダウンロード論文として選出
2018.08.08
温度と食べ物好みの関係を示した論文が、 Food Quality and Preference誌の最多ダウンロード論文のひとつとして選出されました。過去90日間のダウンロード数で6位にランクインしました。(元木)
学際研究ワークショップで発表(ポスター発表)
2018.07.30
学際フロンティア研究所・学際高等研究教育院主催の第3回FRIS/DIARE JOINT WORKSHOPで、鈴木と元木が「ヒトの意思決定を支える神経機構」・「脳科学による消費者行動研究」をそれぞれ発表しました。このワークショップでは文理の垣根を超えた研究が多数発表されていました。学際研究の重要性をよく理解できました。(鈴木・元木)
脳科学は社会問題の解決に貢献できるか?(パネリスト)
2018.07.29
認知神経科学は人間・社会科学の革新を通じて社会問題の解決に貢献できるはずです。そのためには脳科学と社会実践を繋げるための心理学の充実や、脳科学の基礎教養化が必要です。これら「脳の外側」の課題に日本の神経科学界は十分意識的でしょうか?第41回日本神経科学大会のランチョン大討論会「脳科学は次の10~20年に何をどう目指すべきか?」にパネリストとして登壇し、持論を展開しました。(杉浦)
身体運動から社会認知へ(シンポジウム)
2018.07.28
ヒトの社会性の起源は単純な身体運動と環境の相互作用です。この過程に異なるアプローチで迫る5名の脳研究者を集めたシンポジウムを開催しました。第41回日本神経科学大会でGianluca Esposito(シンガポール南洋工科大学)との共同企画です。GEはその種を超えた基盤について、小池耕彦(生理研)は共同注視による複数脳の同調について、北田亮(南洋工大)は身体視覚認知領域の運動随伴性検出機能ついて、嶋田総太郎(明大)は応援による同調と代理報酬について、杉浦は身体運動と社会性の生涯に渡る関係について、最新の成研究果を披露しました。(杉浦)
回想で楽観性が高まるのはどんな人?(口頭発表)
2018.07.26
ミシガン大学と長庚大学の先生方をお招きした国際セミナー(International Smart Aging and Brain seminar)で、回想による楽観性変化の個人差について発表を行いました。米国と台湾におけるHealthy Agingの取り組みも紹介され、健康科学を健康増進や疾病の予防・診断に結びつけるには、「個人差」の理解が重要であることを再認識しました。(大場)
自分と他人の区別がうまくいかないと(口頭発表)
2018.07.20
第150回目になる加齢医学研究所集談会で、統合失調症の予測の機能異常に関するMRI研究を発表しました。統合失調症の自我障害には予測の機能異常が関係していると考えられています。今回ボタン押しと音の提示を用いた課題で、自他の区別に関して健常者とは異なる脳活動を検出しました。この知見は、将来的に早期介入や予後予測などにつながるかもしれません。(阿部)
温度と食べ物好みの関係(招待講演)
2018.07.12
日本官能評価学会企業部会で、温度と食べ物好みに関する研究を発表しました。食品・飲料業界を中心に、企業の研究所で勤務される方が多数集まっていました。多くの方に興味を持っていただきました。懇親会では多くの企業の方と議論でき、親睦を深められました。民間企業の研究ニーズを知ることができました。(元木)
第4回東北大学若手研究者アンサンブルワークショップ(ポスター発表)
2018.07.04
東北大学の附置研究所・センターの連携・研究交流の促進のため、若手研究者の研究内容を互いに知り合うためのワークショップが電気通信研究所で開催されました。当研究室からは、「匂い」、「意味判断」、「仕事の価値」、「自己の死」、「体型への不満」、「回想の効果」に関する心理・脳科学的研究の発表を行いました。異なる分野の若手研究者約100名が一堂に会し、それぞれの視点から様々な質問が飛び交い、熱気あふれる議論が繰り広げられました。(大場)
回想による楽観性変化の神経基盤(学会発表)
2018.06.23
懐かしい記憶の回想によって楽観性が高まることが報告されていますが、皆がそうでしょうか?回想による楽観性変化の個人差とその背景脳活動について検討した研究を、日本健康心理学会第31回大会(京都橘大学)で発表しました。多くの研究者に興味を持っていただき、大会優秀発表賞「新奇・独創性部門」をいただきました。懇親会では狂言や琴が上演され、京都ならではの体験を楽しみました。(大場)
意思決定を行う脳の仕組みは?(セミナー発表)
2018.06.22
我々の生活は意思決定や選択の連続です。では、その意思決定は脳のどのような計算によって生み出されているのでしょうか?それを調べた研究をシンガポール国立大学で開催されたセミナー(Brown bag seminar)で発表しました。セミナー後はランチを食べながら、発展著しいシンガポールの研究環境などについても情報交換を行いました。(鈴木)
私たちはどういう相手に親近感を抱くのか?(ポスター発表)
2018.06.19
6月17日〜21日にかけて、シンガポールで開催されたヒト脳機能マッピング学会に参加して、身体同調が社会的知覚に与える影響に関する研究のポスター発表をおこなって参りましました。最新の解析方法や、従来の知見のアップデートなど、方法論的に非常に参考になる研究だけでなく、task relatedな研究もたくさんあり、有意義な学会参加となりました(濱本)
回想の効果〜匂い意味認知〜アフリカの土(グラント採択者報告会)
2018.06.08
東北大学の附置研究所・センター連携体による若手研究者アンサンブルグラント採択者の定期発表会が行われ、「回想の効果の脳メカニズム」(大場)、「匂い意味認知」(石橋)についてポスター発表を行いました。医療、材料、通信からアフリカ研究まで、様々な分野の研究者と普段とは異なる観点から議論することができ、「学際研究」を考えるいい機会となりました。(大場・石橋)
意味曖昧性と翻訳の曖昧性はどのように異なるのか(国際学会ポスター発表)
2018.06.08
東京・早稲田大学で開催された言語学習に関する国際学会(The third international Psychology of Language Learning conference)においてポスター発表を行いました。言語内で起こる意味曖昧性と、言語間で生じる翻訳の曖昧性の認知プロセスに違いはあるのか、について国内外の研究者と議論しました。(岡本)
自発的に津波避難するのはどんな人?(学会発表)
2018.06.05
海辺で大地震が来たら、とにかく高いところに避難するのが常識です。でも誰もが自主的に避難行動を取るわけではありません。2011年の東日本大震災の際の自主的津波避難行動と心理特性との関係に関する分析結果を第15回アジア・オセアニア地球科学学会(ホノルル)で発表しました。ただ最大の問題は自主的に避難しない人にどうアプローチするかです。(杉浦)
食べ物の好みは脳内でどうやって計算される?(国際会議招待講演)
2018.05.31
フランス・パリで開催された「意思決定の生物学的基盤」に関するシンポジウム(Eighth International Symposium on Biology of Decision Making)で招待講演を行いました。「食べ物の好みはどこの脳領域でどのように計算されるのか?」について、神経科学、心理学、情報科学など様々な分野の研究者と議論しました。(鈴木)
仕事の価値は脳の何処で処理される?(国際学会ポスター発表)
2018.05.25
フランス・パリで開催された「意思決定の生物学的基盤」に関するシンポジウム(Eighth International Symposium on Biology of Decision Making)においてポスター発表を行いました。「仕事の収入と面白さは脳の何処で処理されているか?」について有益な議論を行うことができました。 松浦
温かくて快適な場所にいると明るい色の商品を欲しくなる(国内学会 口頭発表)
2018.05.21
第56回消費者行動研究コンファレンスで、多感覚と消費者行動に関する研究発表を行いました。「温かくて快適な場所にいると明るい色の商品を欲しくなる」という研究です。感覚に関心がある消費者行動の研究者と親交が深められました。発表前にスライドを入念に確認しなければならないという点は、深く反省しております。(元木)
温度と食べ物好みの関係(国際シンポジウム 口頭発表)
2018.05.16
感覚と消費者行動の国際シンポジウム(The 3rd Asian Sensory and Consumer Research Symposium)で、温度と食べ物好みに関する研究を口頭発表しました。初めて経験する規模の会場の大きさでした。多くの質問が出ました。国内外の関心が近い研究者と親交が深められ、有意義な時間を過ごせました。(元木)
人工知能と脳科学の融合
2018.05.11
沖縄科学技術大学院大学で開催された新学術領域研究「適応回路シフト」「人工知能と脳科学」合同領域会議に参加しました。研究プロジェクト「構造学習の脳計算モデル:脳イメージング実験と大規模WEB調査による検証」の成果を発表し、人工知能と脳科学の融合可能性について他の参加者と議論しました。(鈴木)
ボディーイメージの問題:摂食障害患者と健常者との違いとは?(国際学会ポスター発表)
2018.04.19
自身の身体に対する不適切な態度や感情のことを「身体像の歪み」と呼び、摂食障害の患者さんに特徴的であるとされてきましたが、健常者も持つことが明らかになってきました。健常者での身体像の歪みについて心理実験によって調べ、患者と健常者の違いを推測した研究に関して、シカゴで開催されたInternational Conference on Eating Disorders 2018にてポスター発表を行いました(濱本)。
温度と食べ物好みの関係(論文採択)
2018.04.18
温度と食べ物は密接に関係しています。例えば、レストランや食料品店はエアコンで室温を調節しています。しかし、温度と食べ物の関係は謎に包まれていました。私たちは、室温が高いと塩味/うま味が特徴の食べ物(ピザなど)好みが下がることを明らかにしました。野菜、お菓子、フルーツでは影響はありませんでした。また、室温の影響は、美味しさ/健康さではなく、食べ物自体の温度が高いほど顕著でした。温度と食べ物好みの関係を明らかにしたこの成果は、食行動の最も代表的な雑誌の一つであるFood Quality and Preference に採択されました。(元木)
高齢の人が自分の死について考えている時、何が起こっているのか?(国際学会ポスター発表)
2018.03.27
高齢期では死についての話題は避けることができません。ですが、そもそも、高齢の人が自分の死について考えなくてはいけないような場面では、どのような認知処理過程が生じているのでしょうか。また、死の恐怖とどのような関係があるのでしょうか。この研究の成果を、ボストンで開催されたCognitive Neuroscience Societyで発表しました。「死」というトピックについて、様々な国の研究者に興味を持って頂けました。(平野)
意味曖昧性と翻訳の曖昧性は異なるのか(研究会ポスター発表)
2018.03.22
言語は本質的に曖昧なものであると言われています。しかし、言語内で起こる意味曖昧性と、言語間で生じる翻訳の曖昧性の認知プロセスはそもそも同じなのでしょうか。この研究について、附属言語脳認知総合科学研究センター主催、第1回ワークショップ「ことばの発達の神経科学」で発表しました。(岡本)
外国語のタイプによって学習しやすさが違う?(研究会ポスター発表)
2018.03.22
〇〇語は簡単なのに△△語は覚えにくい…。外国語を学習する際によく起こる問題です。なぜこのような現象が起こるのでしょうか。本 研究では,日本語との文法構造の類似度が異なる2つの人工言語を作成し,両者の学習中の脳活動を計測しました。結果,類似度の低い言 語の学習中に文法処理に関係する脳領域の負荷が大きいことがわかりました。言語脳認知総合科学研究センター第1回ワークショップ「こと ばの発達の神経科学」(東北大学)で発表してきました。(石鍋)
A Study of Refusal Strategies amongst Chinese Learners of Japanese and English
2018.03.22
外国語を学ぶという事は、その社会文化環境の言語行動も学ばなければならない。中国語母語話者が第二言語である日本語と英語を用いた場合、「断り」に関する社会文化行動はどのように違うのでしょうか。言語談話分析の方法を用いて第二言語話者の社会文化言語行動を調べた研究を附属言語脳認知総合科学研究センター主催の第1回ワークショップ「ことばの発達の神経科学」で発表しました。
身体同調と社会性の脳科学(共同科研費研究 最終発表会)
2018.03.15
創造的なコミュニケーションの「場」では、参加者の身体運動の同調が重要な役割を果たします。同調はなぜ生じ、なぜ社会的機能を発揮するのでしょう。この課題への脳科学的取り組みで当研究室が貢献した、科研費共同研究「共創的な授業支援を目的としたコミュニケーション『場』のリアルタイム可視化システム」の最終発表会が東工大で開催されました。次年度以降の新展開へご期待下さい。(杉浦)
ヒトの価値判断を支える神経メカニズム(招待講演)
2018.03.13
京都大学こころの未来研究センター・認知科学セミナーで「価値の計算を支える脳神経メカニズム:その基礎と社会的伝染」というタイトルで招待講演を行いました。講演では、「食べ物の価値は脳内でどのように計算されるのか?」、「価値の計算は社会的要因によってどのような影響を受けるのか?」について調べた研究を紹介しました。(鈴木)
自尊心を高めることが脳に及ぼす影響とは?(学会ポスター発表)
2018.03.02
私たちの自尊心は移ろいやすく、ほんの少しの失敗で自分はダメな奴だと思ったり、反対にちょっとした成功から自分は価値のある人間だと思ったりします。この絶え間ない変化は私たちの心にどんな影響を与えているのでしょうか?またそのとき脳では何が起きているのでしょうか?それを調べた研究を第20回日本ヒト脳機能マッピング学会で発表しました。(山崎)
高齢の人の自分の「死」とその恐怖への反応を脳から見ると?(学会ポスター発表)
2018.03.02
自分の死について考えることはとても大切なことです。ですが、そもそも、自分の死について考えている時、どのような認知プロセスが生じているのでしょうか。また、死の恐怖の強さによる違いはあるのでしょうか。私たちはこの疑問について、高齢の人を対象に調べました。この研究の成果を、日本ヒト脳機能マッピング学会(JHBM)にて発表しました。(平野)
気づいていない思考とは?(学会発表)
2018.03.02
私たちは気がついていないのに、何かについて考えることができるといわれています。この能力は私たちが普段使っている思考能力を遥かに凌ぐと言われています。この能力が、ノーベル賞級の発明や世紀の大発見などに関係していると言われたら驚きですね。でも、そんな能力はあるのでしょうか。あるとしたら脳内で何が起こっているのでしょうか。脳内現象に着目した研究成果を第20回日本ヒト脳機能マッピング学会で発表しました。(影山)
妬みを抑えるために必要なことは?(研究会発表)
2018.02.24
妬みや他人の不幸は蜜の味と呼ばれる感情は、誰もが抱いてしまうものです。どうすればこれらのネガティブな情動を抑えることができるのでしょうか。自尊心が有効であることを示唆する研究成果を、第7回東北脳科学ウィンタースクールで発表しました。(山崎)
不適切な"太っている"という判断にいたる2種類の要因はどのように摂食障害と関係しているのか?
2018.02.24
摂食障害患者に特徴的な「自分自身の体型・体重に対する不適切な判断」には2種類の要因が存在し、それぞれが異なる摂食障害傾向(強迫性・自身の身体像への不満)と関連しており、2種類の要因それぞれに対して別の治療法が必要であると考えられることを心理実験によって示唆した研究に関して、第7回東北脳科学ウィンタースクールにおいて発表してきました。(濱本)
仕事の“面白さ”と“年収”に対する欲求は同じもの?
2018.02.24
皆さんは仕事に何を求めますか?給料で選ぶという人もいれば、仕事の面白さで選ぶ人もいると思います。このように私たちは給料と仕事の面白さを分けて考えることが当たり前と考えています。しかし、私たちが行ったfMRI研究では脳はこの二つをほとんど区別していないことを示唆する結果が得られました。この結果は第7回東北脳科学ウィンタースクールにおいて発表しました。(松浦)
敬語の学習に関与する脳内メカニズムは?(研究計画発表)
2018.02.24
文法化された敬語表現は、日本語の社会言語学的特徴です。しかし、第二言語として敬語表現を学習する脳のメカニズムの研究はまだされていません。この研究計画に関して、第7回東北脳科学ウィンタースクールにおいて発表してきました。(崔)
金融市場の理解に心理学・脳科学が貢献できる?(論文発表)
2018.02.16
「金融市場の理解に心理学・脳科学が貢献できる」ということを提案した研究がJournal of Behavioral and Experimental Finance誌から出版されました。論文では特に「ヒトの社会性に関する脳研究の重要性」を強調しています。(鈴木)
直前の感情は食べ物の好みに影響する(論文掲載)
2018.02.06
直前の感情が食べ物の好みに影響することを示しました。嫌悪と悲しみはどちらも負の感情ですが、その影響は商品のジャンルで違いました。嫌悪を感じていると、悲しんでいる時と比べて、食べ物の評価が下がりました。その効果は食べ物に特異的であり、家庭用品では影響はありませんでした。特定の感情と消費者行動の関係を明らかにしたこの研究は、Frontiers in Psychology: Eating Behavior に掲載されました。(元木)
艱難汝を玉にす(基礎修練発表会)
2018.01.10
名言の心理効果の脳メカニズムについて、医学部3年松浦祐弥くんが基礎修練3か月の研究成果を発表しました。堂々とした英語で他の学生たちを圧倒していましたが、虫明教授の鋭い質問に撃沈する祐弥くんでした。(杉浦)
ニューロビジネスの最前線(講義)
2018.01.09
経営意思決定の心理・脳科学研究の最新動向について東北大学スマートエイジングカレッジ@東京で講義を行いました。人の思考過程の9割以上は無意識で行われていると言われ、多くの意思決定プロセスで実際に脳がどう活動しているかは謎のままでした。脳機能イメージング技術の発達で、無意識的な思考を可視化できるようになりました。また、ビジネススクールの意思決定科学の講座に組み込まれているマインドフルネスについて解説及び実践を行いました。数多くのご質問をいただき参加者の関心の高さを実感しました。(影山)
微弱な電流刺激により道具の認知機能が向上(論文発表)
2017.12.22
頭蓋の上から微弱な電流を当てて脳の特定の部位を刺激する技法(経過頭蓋時期刺激法)を用い、いくつかの脳領域の活動を活性化することで、日常的な道具(ハサミやペンなど)の認知が一時的に向上することを実証しました。この研究は学術誌Frontiers in Integrative Neuroscienceに論文として受理されました。(石橋)
温かくて快適な場所にいると明るい色の商品を欲しくなる(研究会)
2017.12.18
多感覚研究会で、多感覚と消費者行動に関する研究発表を行いました。「温かくて快適な場所にいると明るい色の商品を欲しくなる」という研究です。多くの方から有益な質問をいただきました。多感覚研究会では特に、体性感覚(触感/温度感)と何かの感覚を合わせた多感覚の研究が盛り上がっていると感じました。(元木)
「食べ物の好き嫌い」はどうやって決まる?(論文発表)
2017.12.07
「食べ物の好き嫌いが脳の中でどのように計算されているのか?」を調べた研究がNature Neuroscience誌から出版されました。機能的脳イメージングを機械学習と組み合わせることで、「眼窩前頭皮質という脳領域で、食べ物の栄養価の情報が統合されて好き嫌いが決まる」ことが分かりました。(鈴木)
東北大学若手アンサンブルグラント 採択課題の概要説明会(12/5-6)
2017.12.06
学内の若手研究者の研究交流を目的としたアンサンブルグラントに、当研究室からは大場と石橋助教が採択され、それぞれ回想の心理効果、匂いの意味認知に関する研究について合宿形式の研究会で概要説明を行いました。普段なかなか交流する機会のない異分野(材料、金属、災害、東アジア・・・)の研究者総勢40名が雪のちらつく磐梯熱海に一堂に会し、それぞれの視点からディスカッションは大いに盛り上がりました。(大場)
脳科学のマーケティング応用について(講演)
2017.12.05
スマートエイジングカレッジ東京で、脳科学のマーケティングの応用についてレクチャーをしました。約20の企業が参加されました。普段交流が少ない企業の方と濃密な議論ができました。講演終了後も多くの方と話すことができ、企業の方がどのような研究を求めているかについて理解を深めることができました。(元木)
脳の階層的理解を目指して(研究会)
2017.11.25
「脳の階層的理解を目指して」と銘打って仙台で開催された生理研研究会に参加してきました。11/24は影山・元木・山崎の3名が経営脳科学・消費者脳科学・社会脳科学の最新の研究成果をポスター発表し、25は杉浦が登壇して「fMRI 知見に見るヒト自己概念の階層性」について講演しました。脳科学における我々の立ち位置を再確認した2日間でした。(杉浦)
運動の自己主体感の神経基盤:2つの仮説を整理する(学会ポスター発表)
2017.11.14
我々は自分の行為の結果を、自然現象や他者の行為の結果から容易に区別します。この自分の運動に固有の感覚「自己主体感」の神経基盤を研究する分野では、これまで2つの仮説が混在していました。その整理に成功した菊地博士の研究を、杉浦が北米神経科学会で代理発表してきました。ネズミやサルの研究者、数理モデリングの研究者など、様々な分他から関心が寄せられたのが驚きでした。(杉浦)
気温の不快さを反映する脳活動(北米神経科学学会の発表)
2017.11.11
暑さ寒さに不快感を感じているときに活動が上がる脳領域を見つけました。面白いのは、個人個人が主観的に感じる不快感に相関する領域と、誰でも共通して不快な気温で活動が上がる場所が異なったことです。北米神経科学会のポスター発表には沢山の研究者が集まりました。多くの人は、そもそもどうやってMRI実験で気温を操作したのかに関心があったようですが。(ケルシ)
微弱な電流刺激による認知機能向上の可能性を探る(10/27-28加齢研若手リトリート研究会発表)
2017.10.28
 経頭蓋直流電流刺激(tDCS)を用いてヒト意味認知機能の向上を目指す研究計画の発表を行いました。これまでの予備調査データから、左の前側頭葉に弱い刺激を与えた際に、単語の意味的関連性を判断する課題の成績が向上する傾向を報告しました。今後はこの発見の再現と、より効果的な刺激プロトコルの解明が期待されます。
 また本研究室から濱本さんが摂食障害傾向と身体認知に関しての実証的研究をポスターで紹介しました。紅葉華やかな蔵王山の麓での合宿2日間を通じ、普段交流が少ない所内他領域の若手研究者らと積極的かつ濃密なディスカッションが実現できました。(石橋)
やる気を出すことで幸福に?(シンポジウム発表)
2017.10.20
意欲(やる気)と主観的幸福度の関係について、発表を行いました。励ましたり元気づけたりするような言葉への感受性が高い(実際にやる気が高くなる)人ほど主観的幸福度が高く、またその傾向は高齢者ほど高いことが20-60代の調査データから示されました。シニア生活においては、やる気の出しやすさが幸福感につながっているのかもしれません。今後はさらに様々な年代で、やる気や幸福度を高めるための研究技術開発を進めていきます。 (10/20 スマートエイジング学際重点研究センター第3回シンポジウム発表より. 石橋)
外国語学習中の脳活動も母語の影響を受ける(研究会口頭発表)
2017.09.30
母語と文法構造(語順等)が異なる外国語を使う時は、文法処理に関わる領域(左下前頭回)の負荷が高いことが知られています。日本人被験者に文法構造が日本語と同じ人工言語、及び異なる人工言語を学習させ、その過程の脳活動を計測したところ、左下前頭回の活動の違いは学習過程に関わらず存在することがわかりました。心理言語学方法論再考セミナー~視線、脳波、MRIのより良い活用法の模索~(東北大学)で発表してきました。(石鍋)
自動的に目を引くのは「美味しさ」(論文発表)
2017.09.28
私達は、食べ物を美味しい・健康に良い・好きといった情報で判断しています。どの情報に自動的に目が向いてしまうのでしょうか。視線追跡装置を用いることで、美味しい食べ物のみ自動的に目が向くということを発見しました。健康的な食べ物や好きな食べ物はそうではありませんでした。消費者の自動的な情報処理の理解を深めたこの成果は、食行動の代表的なジャーナル: Food Quality and Preference誌に採択されました。(元木)
MRIの中で対面コミュニケーションは可能か(シンポジウム発表)
2017.09.22
言葉は意思疎通のために使われ、その中で習得されることを考えれば社会的側面を考慮した脳機能画像研究が必要であることは言うまでもありません。日本心理学81回大会の公募シンポジウムで実際対面会話を実施したMRI研究を紹介しました。「社会はMRIスキャナーに持ち込めるか?」という問いに対して研究者からの多様な意見が交わされ、MRI研究のさらなる可能性が見えてきた貴重な経験をさせていただきました。(鄭)
懐かしい思い出は報酬である(シンポジウム発表)
2017.09.20
日常生活で、甘酸っぱいような、ほろ苦いような感情とともに昔を思い出すことはないでしょうか。この「懐かしい」記憶の回想中には「記憶」と「報酬」に関連する脳領域が協調的に活動していることを機能的MRIにより明らかにしました。私たちが過去を適応的に(あるいは都合よく)思い出せる脳メカニズムの一端が解明されたと考えられます。日本心理学会で発表し、記憶理論や加齢の観点から、有意義な討論が行われました。(大場)
社会性はいかに身体から創発されるのか?(シンポジウム発表)
2017.09.20
自分の運動に随伴する感覚フィードバックは、運動の自己主体性知覚や身体同調による他者への親近感増強だけでなく、乳幼児における社会的対象の知覚発達も説明するという仮説があります。この仮説とこれを検証した最新のfMRI知見について、日本心理学会公募シンポジウムで話題提供しました。社会性と身体の関係の多面性について深い議論が交わされました。(杉浦)
摂食障害における"体型の不適切な認識"は二種類存在する?(学会発表)
2017.09.17
中国の北京で開催された第24回世界心身医学会議にて、自分自身の体型判断に関する発表を行いました。健常者での行動実験の結果から、「自分の体型を正しく推定できるという能力」と「理想的な体型と自分自身の体型とのギャップ」は独立した要素であること、またそれぞれが摂食障害の異なる側面に関係していることが明らかになりました。臨床への応用や今後の展開について、病棟で勤務しているような先生方と議論する貴重な機会を得ることができました。 (濱本)
人間の不思議な温度感覚の脳メカニズムを解明(論文発表)
2017.09.12
ウィンタースポーツに興じているときはそれほど寒さを感じません、なぜでしょう。我々の研究で、寒いときには気温の知覚だけでなく、文脈や感情、行動に関わる脳領域が活動することがわかりました。これらの領域の機能が影響し合って人間の不思議な温度感覚が生じるようです。世界で唯一の全身気温操作MRI環境を用いた、日産自動車(株)との共同研究成果がScientific Reports誌に掲載されました。(杉浦)
教育現場と脳科学のWin-Winな共同研究に向けて(基調講演)
2017.09.07
それは概念・用語・価値観の共有から始まります。特に認知プロセスを共通言語とした徹底的な議論が重要です。現場研究者の問題意識と脳研究者の実験設計技術が交わった先には新しい教育への扉が開きます。国際文化研究科附属言語脳認知総合科学研究センターでの「外国語習得と脳科学の融合」セミナーでの講演でした。(杉浦)
ビジネス書を読みながらちょっと考えてみませんか?(学会発表)
2017.09.03
9月2,3に東京未来大学で開催された産業・組織心理学会第33回大会で「認知スタイルと職階の関係:文化的相違の可能性」というテーマで口頭発表を行いました。英国で行われた研究では職階が上がるにつれて、直観的になることが示されてきました。実際、直観的な経営者が経営する企業はそうではない企業より業績が高いことがわかっています。今回、日本人を対象として調査した結果、むしろ合理的になることが示されました。つまり、経営の”直観性神話”には文化の影響があることがわかりました。欧米発のビジネス書は大変示唆に富んでいますが、その内容が国内でも適用するか否かを読みながら考えてみませんか?(影山)
文法構造が異なる言語はなぜ習得しにくいか(研究会ポスター発表)
2017.09.02
なぜ日本人は英語の学習が苦手なのでしょうか。英語と日本語の文法構造の違いが重要な原因といわれています。本研究では,日本語との文法構造の類似度が異なる2つの人工言語を作成し,両者の学習中の脳活動を計測しました。その結果,類似度の低い言語の学習中に文法処理に関係する脳領域の負荷が大きいことがわかりました。平成29年度ヒト脳イメージング研究会(玉川大学)で発表してきました。(石鍋)
百聞は一見に如かず~ことわざアドバイスの脳研究(ポスター発表)
2017.09.01
ことわざは複雑な人生を生き抜くための知恵の結晶です。その知恵は、ことわざを使って他の人にアドバイスをするときに、より強力に発揮されます。ことわざでアドバイスをするときの脳活動を画像化し、ヒト脳イメージング研究会(玉川大学)で発表してきました。(ケルシ)
災害復興に関する教育が、生きる力を高める(論文発表)
2017.08.31
東日本大震災被災地の2大学で、復興を題材にした科目が受講生の「災害を生きる力」の得点を有意に増加させたことを、災害科学国際研究所の佐藤翔輔先生を中心としたプロジェクトで明らかにしました。今後、このような教育効果の背景にある人間の認知メカニズムを明らかにする災害人間脳科学を展開していきたいと思います。(杉浦)
経営の”直観性神話”は本当か!?(学会発表)
2017.08.28
ニュージーランド・オークランドで開催された第12回アジア社会心理学会(12th Biennial Conference of the Asian Association of Social Psychology)で認知スタイルと職階の関係性に関する研究発表を行いました。これまで、経営的意思決定では”直観性”が重要であるといわれ、英国人を対象とした研究では、職階が上がるにつれ直観的になることが示されていました。今回、日本人を対象に調査した結果、むしろ職階が上がるにつれ”合理的”になることが示されました。この文化差について多角的な視点で議論することができました。(影山)
外国語コミュニケーションは個人の適性によって異なるのか?(学会発表)
2017.08.21
ワーキングメモリが高い、規則の分析能力が高い、記憶力が高いなど、学習者の言語適性はそれぞれ異なります。このような個人特性が外国語コミュニケーション時の認知活動にどのように現れるのかを、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて検証しました。その結果、学習者はそれぞれに特化した適性を生かしてコミュニケーションを行っていることが分かりました。研究成果を「全国英語教育学会第43回島根研究大会」で発表してきました。(鄭)
英国人は直観に従い、日本人はよく考える!?(プレスリリース)
2017.08.03
先日出版した認知スタイルと職階に関する研究論文をプレスリリースしました。企業経営では直観が重要であると言われ80年以上もの間研究されてきました。英国で行われた研究によると職階が上がるにつれて直観的になることが示されており、さらに直観的な起業家はそうではない起業家より長期的にみて企業業績が高いことが分かっています。その研究結果は果たして日本人にも通用するのでしょうか?原書論文は英語ですが、日本語でわかりやすく解説を書いていますので是非ご覧ください。(影山)
経済行動と脳科学の融合研究を発表!(研究発表)
2017.08.01
7月31日に異分野間の学際的な研究を推進している学際フロンティア研究所と学際高等研究教育院主催の第2回FRIS/DIARE JOINT WORKSHOPにて博士課程の影山と元木がそれぞれ「経済行動と脳科学の融合研究」に関する研究成果を発表してきました。このワークショップでは、人文科学・社会科学・自然科学の分野を横断した興味深い研究が多数発表されていました。新たな融合研究が生まれることを確信しました。(影山)
日本人の管理職は合理的だった!(論文発表)
2017.07.28
企業経営では直観が重要であると言われ80年以上もの間研究されてきました。英国で行われた研究によると職階が上がるにつれて直観的になることが示されており、さらに直観的な起業家はそうではない起業家より長期的にみて企業業績が高いことが分かっています。今回、日本人ビジネスパーソン1,600名を対象に認知スタイル(直観性・合理性)と職階の関係性を調査したところ、日本人の管理職は合理的であったことが判明しました。この研究結果は、Frontiers in Psychology (Section: Organizational Psychology)に掲載されました。(影山)
計算論的アプローチの精神医学への応用(学会発表)
2017.07.24
第40回日本神経科学大会内で開催されたシンポジウム「計算論的精神医学:精神疾患のメカニズムの計算論的理解」で、"価値とリスク評価の神経基盤:その基礎と社会的伝染"という講演を行いました。機械学習や計算論的神経科学などの数理的アプローチをどのように精神疾患の診断や理解に繋げるのかについて議論しました。(鈴木)
ホテルからの眺望
ぜひ言語教育分野にも脳科学的方法を!(研究発表)
2017.07.22
2017年7月22日北海学園大学 豊平キャンパスで開催された「外国語教育メディア学会メソドロジー研究部会」で脳科学的手法の利用した言語研究を紹介してきました。外国語研究の方法論についてとても熱い議論が行われる研究会でした。研究方法論関西支部の研究部会が初めて涼しい北海道で行われましたが、北海度も研究会中には瞬間温度最高だったのではないかと思います。学びとつながりの場になりました。(鄭)
この音を出したのは私?―似て非なる2つの説明(学会発表)
2017.07.20
「自分の行動の結果を予測する」そんな脳の働きで、我々は自分の行動を自分の行動として認識できます。それが自己意識の基本であり、その障害が統合失調症の本質だと考える人もいます。実験的に行動の結果(感覚入力)を少し遅らせると、脳のいろいろな部分が働きます。その部分は結果の予測に関わる場所でしょうか?それとも結果の処理に関わる場所でしょうか?昨年度博士課程修了の菊池達郎博士の研究成果を第40回日本神経科学大会で杉浦が代理発表してきました。(杉浦)
海浜幕張駅前で
災害を生きる力、世界へ(APRUサマースクール)
2017.07.18
予測の難しい複合災害でこそ、危機回避・困難克服のための人間的力が問われます。東日本大震災の経験から生まれた生きる力の認知・脳研究、またその防災教育応用について、アジア・環太平洋の防災をになう若い研究者にご紹介しました。東北大学主催のAPRU Multi-Hazardsサマースクールは今年第5回目を迎えました。(杉浦)
ブロックで生きる力を測定できる!(学会発表)
2017.07.16
東北心理学会第71回大会自主企画ワークショップ「災害を生きる力:その基礎研究と応用」でブロックを用いた行動実験と生きる力の関係に関する研究について発表を行いました。災害時の問題解決をブロックによって再現するユニークな実験です。元は自衛隊で用いている訓練から着想を得ています。この実験課題の優位性や解決すべき問題の幅広さについて興味をもっていただけました。(山崎)
日本人のマネージャーは合理的!?(学会発表)
2017.07.15
第71回東北心理学会で認知スタイル(合理・直観)と職階に関するポスター発表をしました。欧米の研究によると、職階が高いマネージャーは直観的であると言われてきました。しかし今回、日本人マネージャーを対象として調査した結果、合理的であることが判明しました。「欧米の理論を日本に適用してもうまくいかない理由が分かった」「結果が反転していることが面白い」といった多数のコメントをいただくなど、多くの研究者と議論ができました。(影山)
思考を”寝かせて”いるとき脳内で何が起こっている?(研究会発表)
2017.07.14
第148回「加齢医学研究所集談会」でfMRIの研究結果を発表しました。私たちが思考を「寝かせて」いる時に脳内で起こっていることをfMRIで可視化した研究成果です。会場からは、「匂いと思考との関係は?」など興味深い質問も飛び出すなど議論が盛り上がりました。発表終了後は、「加齢医学研究所園遊会」(懇親会)が開催され、先生方や他の研究室の研究者と和やかに交流しました。(影山)
身体像の歪みに関する融合研究で学際高等に採用(濱本)
2017.07.13
摂食障害の患者さんの典型的な症状として特に知られている身体像の歪みについて、心理学や脳機能イメージングといった分野との融合領域研究を対象に、東北大学学際高等研究教育院の修士研究教育院生に採用して頂きました。6/30に行われた懇親会では、普段は触れないような話題やかなり斬新な研究の着想を聞くことが出来ました。これからさらに自分の研究に邁進したいと思います。(濱本)
「他者との駆け引き」の神経基盤を解明(論文発表)
2017.07.12
「他者との駆け引き(戦略的行動)」を支える神経メカニズムに関する研究がNature Neuroscience誌から出版されました。ヒトの脳活動を人為的に抑制できる経頭蓋磁気刺激法を機能的脳イメージングと組み合わせることで、戦略的行動を生み出す脳内システムを解明しました。(鈴木)
日中バイリンガルの脳内言語制御メカニズムの解明(論文発表)
2017.06.29
二つの言語を話しているバイリンガルの脳は、常に二つの言語が活性化されています。第二言語の場合も例外ではありません。本研究では日本語を第二言語として学習した中国語母語話者が母語を処理する際に、第二言語である日本語が活性化し、どのような影響を与えるのか、どのように脳内で正しい言語を選んでいるのかをfMRIを用いて明らかにしました。中国語や日本語の文字体系の言語を対象とした研究が少ない中、興味深い貴重な研究結果として「Brain and Language」 に出版されました。(鄭)
人は無意識下でも思考している!?(国際学会発表)
2017.06.29
カナダ・バンクーバーで開催された第32回国際ヒト脳機能マッピング学会(Organization for human brain mapping: OHBM)で無意識思考に関するfMRI研究を発表してきました。ポスター発表では、多くの脳科学研究者と議論することができました。また、講演では、fMRIの基礎原理を発見し"fMRIの父"と紹介された小川誠二博士(東北福祉大・特任教授)の貴重な話を聞くことができました。初夏のバンクーバーの過ごしやすい気候の下、充実した時間を過ごすことができました。(影山)
「第4回人間脳科学セミナーでの報告」Stuart博士の研究リサーチ in Sendai
2017.06.05
第4回の人間脳科学セミナーではStuart Kandell博士による、仙台で活躍している芸術家18名(美術・音楽・演劇・舞踊分野)に対して行ったインタビュー調査に関する発表がありました。Stuart博士はインタビューした芸術家達の例を通して歳をとる中で夢を持ち続けること、創造性と挑戦する心を保つことの重要性を訴えました。参加者皆で夢や未来の自分の姿を共有する貴重な時間となりました。(千)
生きる力とは何か?
2017.05.30
電子情報通信学会安全・安心な生活とICT研究会にて、二つの口頭発表を行いました。「災害を生きる力の8因子-その認知・脳基盤と計測ツール-」(杉浦)と「問題対応の認知的過程を探る-災害状況の行動実験化-」(山崎)を発表しました。異なるバックグラウンドの人々と、生きる力について議論しました。(山崎)
加齢科学の新展開へ
2017.05.26
スマートエイジング・シンポジウム(知のフォーラム2017加齢科学Topic3, 5/24-26)が盛況のうちに終了いたしました。死・老いとは何か、認知症予防介入は可能か、社会はどう変わるか、変えられるか。様々な重要なテーマを網羅し、これからの加齢科学の枠組みを提示できたと思います。講演者・参加者のみなさまに心より御礼を申し上げます。(杉浦)
自己の脳科学からスマートエイジングへ:秘密は悦びと永遠の命?
2017.05.25
自己3層脳モデルから解釈すると、加齢に対して積極的な適応と消極的な適応が区別されます。スマートエイジング的には前者を促進し、後者を抑制する必要があります。その秘密は…スマートエイジング・シンポジウム(知のフォーラム2017加齢科学Topic3)での講演では様々な反応がありました。(杉浦)
消費者行動研究コンファレンスにて2件の口頭発表
2017.05.21
第54回消費者行動研究コンファレンスにて、二つの口頭発表を行いました。「消費者意思決定に関する脳研究」と「異なる感覚の相互作用と消費者の視線研究」について発表しました。非常に多くの方にお集まりいただき、学際的な手法を用いた消費者行動研究について活発に議論することができました。(元木)
災害を生きる力・マニラ講演(YouTube)
2017.05.08
2016年11月にマニラで開催された5th International Workshop PIADでの講演の様子がYouTubeで公開されています。(杉浦)
人間はさまよう心をコントロールできるのか?
2017.04.28
梶村昇吾先生(玉川大学脳科学研究所)をお迎えして、第三回東北大学加齢医学研究所・人間脳科学セミナーを開催しました。「マインドワンダリング制御の神経基盤の検討」について発表していただき、脳科学の知見と技術を用いてマインドワンダリングをコントロールできるのか?について活発な議論が繰り広げられました。(岡本)
生きる力研究が「社会にインパクトある研究」に採択
2017.04.26
災害を生きる力の計測・育成技術開発研究が、東北大学の「社会にインパクトある研究C.安心安全の実現―C1:災害に強くしなやかな社会創造イニシアティブ」に採択されました(資料A-9)。生きる力の本質を探る基礎研究(心理・行動・脳機能計測実験・認知モデル化)、計測・育成技術の開発・応用(教育・訓練プログラムの評価 、人材育成・組織編成)を通じて、災害に強くしなやかな社会の実現に貢献します。(杉浦)
生きる力から「信じる」ことを科学する(Book Chapter)
2017.04.25
宗教学への科学的アプローチを目指すSpringer社のBook seriesの1冊"Processes of Believing: The Acquisition, Maintenance, and Change in Creditions"に、災害を生きる力の8因子から「信じる」とは何かを科学する1章を執筆させて頂きました。〔杉浦〕
「災害を生きる力の8因子」から健康を考える(セミナー)
2017.04.19
東日本大震災の被災者の健康に影響していた因子は「気持ちを整える力」「生活を充実させる力」「頑固さ」そして「人をまとめる力」でした。この知見から健康への新しいアプローチの可能性について、第5回災害科学国際研究所「災害と健康」学際研究推進セミナーで議論しました。(杉浦)
匂い提示装置導入
2017.04.07
MRI撮像中の被験者さんに匂いを提示することができる装置を導入しました(Olfactometer)。流量や提示時間は刺激提示ソフトウェア(Presentation, PsychoPyなど)で制御でき、1回の実験で最大4種類の匂いを提示することが可能です。匂いによって引き起こされる感情や記憶などの研究に用いていく予定です。(大場)
日本学術振興会特別研究員(DC2)に採用(元木)
2017.04.01
日本学術振興会特別研究員(DC2)に、「経済的価値の神経基盤の解明」という研究課題で採用していただきました。脳機能イメージングと経済行動の学際領域について、研究を加速させて参ります。(元木)
言語は対人関係からしか学べない?(論文発表)
2017.03.31
2つの大学生グループが手話の学習を行いました。1つは実際の教師から、もう一つはDVDで。学習後に手話認知課題中の脳活動をfMRIで計測すると、言語処理の中枢である左IFG(下前頭回)が活動したのは実際の教師から学んだグループだけでした。この刺戟的な研究(宮城学院大学の遊佐教授らとの共同研究)成果がFrontiers in Human Neuroscience誌に発表されました。(杉浦)
シャーデンフロイデの神経システム(学会ポスター発表)
2017.03.25
サンフランシスコで開催された「Cognitive Neuroscience Society 24th Annual Meeting」で、ヒトが他者の不幸に対して抱く喜びを抑制する自尊心の働きを調べたfMRI研究の成果をポスター発表してきました。アメリカではトランプ大統領が殴られるとシャーデンフロイデを感じる人が多いようです。(山崎)
ジョージタウン大学言語学部スピーカシリーズ(招待講演)
2017.03.24
ジョージタウン大学(アメリカ・ワシントン)の言語学部が主催するセミナーで「Using fMRI in second language interaction research: An empirical study」というタイトルで招待講演を行いました。言語研究において脳科学の可能性を熱く議論する場となりました。(鄭)
神経科学を消費者行動研究に役立てるために(論文採択)
2017.03.22
新しい論文がマーケティングジャーナル誌に採択されました。神経科学が消費者行動研究に貢献できる概念モデルを提示しました。その概念モデルを通じて、神経科学は、①消費者心理の理解の促進、②消費者行動の予測力の向上、という研究目的で有用であることを示しました。(元木)
神経科学・ホルモンの観点から見た進化的な消費者行動(論文採択)
2017.03.13
神経科学とホルモンの観点から、消費者行動についての展望論文がPsychologia誌(Consumer Neuroscience特集号)に採択されました。進化的に形成された消費者行動(ステータス財や異性・同性への見せびらかしの消費)は、これまでそれぞれ独立した認知プロセスであると考えられてきました。しかし、神経科学やホルモンの研究を考慮すると、実はそれらは同じ認知プロセスで説明できる可能性を示しました。(元木)
他人の不幸は蜜の味!?シャーデンフロイデの脳研究(口頭発表)
2017.03.10
このたび、第19回日本ヒト脳機能マッピング学会が京都大学・百周年時計台記念館で開催されました。本学会は臨床医、神経科学者、心理学者、工学・情報学者が集まる学際色豊かな学会です。本研究室からは、修士2年の山崎が自尊心とシャーデンフロイデのfMRI研究に関する口頭発表を行いました。被験者に最大限他人の不幸を楽しんでもらうためにはどうすればいいのか、みんなで知恵を出し合いました。(山崎)
医学部3年基礎医学修練 最優秀賞・優秀賞受賞!
2017.03.03
東北大学医学部基礎医学修練の発表会(2017年3/2-3)が開催されました。当研究室で研究三昧の半年間を過ごした高原有希子さん(身体同調による社会的知覚変容の脳基盤研究)と合谷木諒さん(自発的瞬目の中枢調整メカニズムの研究)が、最優秀賞と優秀賞に輝きました。(ケルシ)
情動と行動の不思議な関係(人間脳科学セミナー)
2017.03.03
美味しそうなものはなぜ目を引くのか?人はなぜ妬むのか?感謝は人を幸せにするのか?第2回 東北大学加齢医学研究所・人間脳科学セミナーが開催され、情動と行動の不思議な関係について、本学の元木康介さん・山崎翔平さん(東北大学)、廣瀬悠貴さん(山梨英和大学)の話題提供にに引き続き、熱い議論が繰り広げられました。(杉浦)
第6回東北脳科学ウィンタースクール
2017.02.19
2月18日(土)~2月19日(日)にかけて開催された第6回東北脳科学ウィンタースクールに参加してきました。当研究室からは、鈴木先生が招待講演者として参加されたほか、山崎と濱本がスタッフとして参加し、それぞれ口頭発表とポスター発表を行いました。沖縄や東京からいらした方々と交流することもでき、分子や理論系など様々な背景を持った方からの質問・コメントをいただくことができました。自分の研究に対する理解度を深める上でも、コミュニティを広げる上でも大変重要な2日間となりました。(濱本)
第一回東北大学加齢医学研究所・人間脳科学セミナー
2017.02.17
柳澤邦昭先生(京都大学)、渡邊言也先生(Rutgers Univ.)をお迎えして、第一回東北大学加齢医学研究所・人間脳科学セミナーを開催しました。「死という概念をどのように脳科学の俎上に載せるのか?」、「身体の状態が我々の意思決定や判断にどのように影響するのか?」について活発な議論が行われました。
The 2017 Japan-NIH joint Symposium
2017.02.15
2月15日(水)から17日(金)の3日間に渡って開催された The 2017 Japan-NIH joint Symposium では、研究発表に加え若手研究者のキャリアアップをテーマとしたワークショップなども行われました。当研究室からは修士2年の山崎が「妬みと自尊心における脳科学研究」を発表いたしました。NIMHのPIであられるDr. Kathleen Ries Merikangas先生には大変興味を持っていただき、熱くディスカッションを交わしました。(山崎)
第84回日本心身医学会東北地方会
2017.02.11
2月11日(土)に東北大学星陵キャンパス内オーディトリアム講堂で開催されました日本心身医学会東北地方会にて、「身体像の歪みの種類と強さ:行動実験による測定」という題で口頭発表をしてきました。日本心身医学会のメンバーの方は臨床の先生が多く、実際の臨床像に関する質問やコメントをいただくことができました。普段あまり聞くことができない臨床での経験に基づいた発表を多く聞くことができて、非常に参考になる会でした。(濱本)
大学院生は学問の境界を超える(2名発表@第10回リトリート大学院生研究発表会)
2017.01.14
本会は、多彩な分野から大学生が集う東北大学大学院医学系研究科主催の発表会です。多様化する学問世界において、おのおのの学問分野だけに囚われてしまうのではなく、学問を越境し包括的に関わることを理念として創設されました。当研究室からは博士3年の影山が「無意識思考における脳科学研究」を、修士2年の山崎が「妬みと自尊心における脳科学研究」を発表いたしました。基礎や臨床研究を含めて多種多様な研究者が参加していたこともあり、意外な質問が飛び交うなど活気ある発表会でした。(山崎)
意思決定を支える脳の情報処理(学会招待講演)
2017.01.13
北海道ルスツリゾートで開催された「脳と心のメカニズム 第17回冬のワークショップ」で、ヒトの意思決定がどのような計算に基づいて脳内で行われているのかを調べたfMRI研究の成果を招待講演してきました。ヒトを対象とした研究だけではなく、サル、マウス、ヒヨコを使った研究など、神経科学の様々な分野の最先端の知見に触れることができました。(鈴木)
脳磁図を用いて読話効果の時間窓を聴覚野レベルで観測(論文採択・プレスリリース)
2016.12.28
読話効果の特徴の一つである「時間窓」が、早期の聴覚情報処理部位である聴覚野レベルにおいて見出されることを、脳磁図を用いてはじめて明らかにしました。研究成果はPLOS ONEに掲載され日本経済新聞にも取り上げられました。脳磁図を用いて聴覚情報処理障害や広汎性発達障害などの診断や障害の原因を解明する客観的なツールの一つとしても応用が期待されます。(菅野)
脳科学は災害科学・医学へ貢献するか?(講演@災害科学国際研究所)
2016.11.25
2016年11月25日に開催された東北大学災害科学国際研究所“金曜フォーラム”で「災害×医学~生きる力の4段活用」と題した講演を行いました。4つの講演後の討論では、分野融合研究への期待の高さと実現の難しさが浮かび上がりました。(杉浦)
「災害を生き抜く力」の脳研究がIRIDeS NEWsに取り上げられました。
2016.11.17
杉浦元亮が脳科学で防災分野に取り組むようになったわけ、「災害を生き抜く力」のこれまでと今後について、取材記事が掲載されています。(杉浦)
脳研究は文化の壁を超えるか(講演@災害心理国際ワークショップ)
2016.11.17
第5回災害後心理介入国際ワークショップ(2016.11.14-17, マニラ)で「災害を生きる力8因子」とその脳マッピング研究の成果を発表してきました。文化や言語の違いを超えた災害適応指標の開発に向け、脳研究への熱い期待が寄せられました。(杉浦)
脳内における食べ物の価値の計算(学会発表 北米神経科学会)
2016.11.16
サンディエゴで開かれたSociety for Neuroscience 2016 (2016.11.13-16)で、ヒトの脳内で食べ物の価値がどのように計算されているのかを調べたfMRI研究の成果を発表してきました。ヒトの研究者だけではなく、サルやげっ歯類の研究者からも興味を持ってもらえました。(鈴木)
消費者行動における「感情脳」と「認知脳」(学会発表 北米神経科学会)
2016.11.16
サンディエゴで開かれたSociety for Neuroscience 2016 (2016.11.13-16)で、消費者行動と脳に関係するfMRI研究の成果を発表してきました。reward mechanismsのセッションのため、報酬に興味がある研究者から関心を持ってもらえました(元木)
第二言語コミュニケーション中のフィードバックの役割(学会発表 北米神経科学会)
2016.11.16
サンディエゴで開かれたSociety for Neuroscience 2016 (2016.11.13-16)で、第二言語を用いてコミュニケーションする際に相手からのフィードバックがどのような役割をするのかを調べたfMRI研究の成果を発表してきました。(鄭)
機械学習や計算論的神経科学を精神医学に応用(学会招待講演)
2016.10.21
韓国科学技術院(KAIST)で開催された計算論的精神医学のワークショップで、「Value computation in the human brain: its basis and contagious nature」というタイトルで招待講演を行いました。機械学習や計算論的神経科学などの数理的アプローチをどのように精神疾患の診断や理解に繋げるのかについて議論しました。(鈴木)
ポジティブなエイジングのための2つの扉(講義)
2016.10.18
主に企業の受講者を対象としたスマート・エイジング・カレッジ東京で、脳の中の「3つの自己」と加齢の脳科学について講演を行いました。脳科学から見た新しい高齢者像をめぐって活発な質疑が繰り広げられました。(杉浦)
快楽価値と機能価値は脳では共通しているのか? ―脳機能イメージングによる検証―(マーケティングカンファレンス2016)
2016.10.16
日本マーケティング学会の、マーケティングカンファレンス2016で"快楽価値と機能価値は脳では共通しているのか? ―脳機能イメージングによる検証―"をポスター発表しました。学術機関の人達だけでなく、民間企業の方からも関心を持ってもらえました(元木)。
同時通訳に関与する神経基盤 (学会基調講演)
2016.10.14
韓国外国語大学・通翻訳研究所と大学院が主催した第17回国際学会「Methodology and Application of Translation Studies」で「同時通訳に関与する神経基盤」というタイトルで基調講演を行いました。また、同大学大学院のセミナーでは「認知神経学的言語研究方法論」というタイトルで特別講演を行いました。異なる研究分野の研究者と今後どのように学際的融合研究が可能かいう熱い議論を行いました。(鄭)
研究助成に採択!(採択題目:社会的意思決定における無意識思考の神経基盤の解明)
2016.10.14
先日、平成28年度東北大学大学院医学系研究科スターター・ブースター研究助成の審査結果の発表がありました。この研究助成の制度は博士課程の学生を対象に行われ、優秀者には研究助成金が支給されます。
 スターター助成は1~2年、ブースター助成は2~4年が対象となります。当研究室から昨年のスターター助成に引き続き、博士課程の影山徹哉が採用されました。(影山)
ベンチャー発・新たな脳磁計がどしどし参入
2016.10.01
10月1日より6日まで国際生体磁気学会へ参加してきました。舌癌患者に対する再建術後の機能回復の有無を脳磁図を用いて評価し発表しました。また、今回の学会機器展示ブースでは英国をはじめ新たに脳磁計を開発するベンチャー企業がどんどん参入しておりました。脳機能をミリ秒単位、ミリメートル単位で記録できる脳磁図の未来は明るい・・・。(菅野)
上手にパートナーを選ぶ秘密(論文採択)
2016.09.21
身の程を知らないと上手なパートナー選択はできません。こちらが相手を値踏みするのと同様に、こちらも相手から値踏みされるからです。パートナーを選択する時に、自分の価値や、それを前提にした選択戦略が、脳のどこで処理されるのかが初めて明らかになりました。この機能的MRI研究成果の論文がNeuroimage誌に採択されました。(杉浦)
伝統的な防災訓練は「生きる力」を高めるか?(学会発表@静岡)
2016.09.20
質問紙で計測した「災害を生きる力」は先進的な訓練では向上することが分かっています。それでは伝統的な地域の防災訓練ではどうでしょうか?様々な課題が明らかになってきました。災害研の佐藤翔輔助教・今村文彦教授らとの共同研究成果を工学研究科M1の戸川直希さんが第35回日本自然災害学会で口頭発表しました。
なぜヒトは自分の顔がわかるか (ICP2016, Yokohama)
2016.07.27
この問いに自己に関する様々な脳イメージング研究の成果から回答を試みました。進化心理学者のThomas SuddendorfやDavid Butlerと共に、ヒトと動物の自己鏡像認知について、有名なTinbergenianの4つの「なぜ」を問うユニークなシンポジウムでした。(杉浦)
基礎論文 (Sugiura, 2015)
災害を生きる力の8因子 (ICP2016, Yokohama)
2016.07.25
各因子の心理・脳過程を探る基礎研究と、その質問紙の社会応用実践の現状について紹介しました。日本で開催された国際心理学会で、東日本大震災の教訓を総括する重要な招待シンポジウムのトリを務めました。(杉浦)
基礎論文(Sugiura et al., 2015)
質問紙ダウンロード(日本語版特性質問紙PDF)
ことわざ産出の神経基盤(学会発表@横浜)
2016.07.21
2016年7月20-22日に横浜で開催された「第39回日本神経科学大会」に参加しました。私は2日目午後中のポスター・セッションで発表をして、分野外の研究者にも興味を持ってもらい、有益なコメントをいただくことができました。 今回、経験や知識不足もあり、全てを十分理解できているとは言えませんでしたが、刺激になり、また、気付かされることも多く、非常に勉強になりました。それを今後の研究に生かしていくことが課題だと考えています。(河田サントス ケルシ人美)
新しい原理で脳磁計をより簡便に
2016.07.21
第3回強磁性トンネル接合(MTJ)懇話会にて「室温脳磁計への期待」を発表してきました。この懇話会は大学と企業、企業間の垣根を越えた情報交換あるいは共同開発に向けた会であり、MTJに興味のある方はどなたでも参加できる会です。今回も多くの企業の方々の参加を頂き、企業が求める脳科学について情報交換ができました。(菅野)
災害を生きる力:その本質に行動実験と脳計測で迫る
2016.07.10
東日本大震災翌年から進められてきた災害研特定プロジェクト研究が27年度で完了し、成果報告会が行われました。様々な災害や社会環境の変化を乗り越える人間の力の本質について、様々な興味深い事実が明らかになってきています。防災プログラムでの研究成果活用も始まっています。しかし研究の正念場はこれからです。研究参加、研究予算等、引き続き皆様のお力添えをお願いいたします。(杉浦)
時代はネットワーク@釧路
2016.07.01
評議員を務めます第33回日本脳電磁図トポグラフィ研究会に参加しました。脳波、MRIと手法が異なっても狙いはネットワーク。生理学的知見から病態把握まで近い将来ネットワーク解析で示されることが期待されます。来年は5月22日から24日まで仙台国際センターにおいて東北大学 てんかん学分野 中里信和先生の主催で行われます。(菅野)
ビジネスをさらに深化させるニューロマーケティングの可能性とは?
2016.07.01
本年3月に京都での第18回日本ヒト脳機能マッピング学会の共催セミナー「ニューロマーケティングのこれからの展望と課題」の内容がトッパンフォームズ(株)のマーケティング広報サイトにて公開されました。(菅野) http://labolis.toppan-f.co.jp/topics/knowledge/focus/2696/
脳科学で入浴の快適性を照明環境と浴槽の広さで評価@ジュネーブ
2016.06.28
TOTO(株)との産学連携共同研究成果をOHBM Annual Meetingで報告してきました。日本人には、お風呂が大好きな方が多いのに対し西洋人をはじめ多くの外国人はシャワーで十分・・・。しかし、映画でみるような大きな家に住めるようになったら本研究成果である「大きなバスタブで照明を落としてリラックスするよ」と。(菅野)
脳機能イメージングと消費者行動の融合研究で学際高等に採用(元木)
2016.06.27
東北大学学際高等研究教育院の博士研究教育院生に採用して頂きました。脳機能イメージングと消費者行動の学際領域について、融合研究を加速させて参ります。6/27日には授与式がありました。その後の懇親会では、様々な融合領域の研究を行っている採用者の方々と交流が深められました。(元木)
脳磁図の臨床応用加速へ(教育講演@美濃加茂市)
2016.06.11
新たに脳磁計を導入した独立行政法人 自動車事故対策機構 中部療護センターに招かれ教育講演を行ってきました。療護センターは交通外傷後の遷延性意識障害患者のみが入院する特殊な施設ですが、今後、脳磁図を用いて正確な病態把握や残存機能評価が行われます。なお、中部療護センターはシェークスピア全集の翻訳者で知られる坪内逍遥の生まれた岐阜県美濃加茂市にあります。(菅野)
舌再建術後の機能再生を脳磁図で評価(学会発表@金沢)
2016.06.09
第31回日本生体磁気学会大会にて「遊離前腕皮弁による舌再建術後の一次体性感覚誘発磁界反応」を報告してきました。学術大会では、脳磁図、MRI、磁気刺激を用いた研究の他、磁気の生体への影響をはじめ幅広い磁気に関する内容が討論されました。懇親会は金沢城公園閉園後に五十間長屋内で篠笛の演奏に始まり盛大に行われました。(菅野)
2016年4月に最も見られた心理学論文として選出(Frontiers誌)
2016.05.31
ホルモンと脳の関係を示した論文が、2016年4月における最多閲覧の心理学論文として選出されました。(元木)
ギャンブルへの好みはヒトからヒトへ伝染する?(学会発表@京都)
2016.05.21
分野を問わず「赤ちゃん」に興味がある研究者が集まる日本赤ちゃん学会に参加しました。「われわれからわたし、わたしからわれわれーわれわれ感の起源の学際的探求ー」というラウンドテーブルで、「ギャンブルへの好みがヒトからヒトへ伝染する」というfMRI研究の成果を口頭発表しました。発達心理学、ロボット工学、など多様な分野の専門家が関心を示してくれました。(鈴木)
Doshisha University
同志社大学
スマート・エイジングの知恵を発掘せよ!(スマート・エイジング・ゼミ)
2016.05.12
今年も4月からスマート・エイジング・ゼミが始まっています。今年の「知恵発掘ゼミ」では、加齢の真実を明らかにし、スマート・エイジングの新しい技術を開発する「研究」に、30名の参加者が挑戦します。(山崎)
「脳」から考える心と健康 (研究キックオフミーティング&懇親会)
2016.04.22
介入・メンタルヘルスに関する研究に取り組む杉浦研のメンバーに加え、川島研から野澤先生と野内先生、山梨英和大学から本田先生、国立長寿医療研究センターから石原さんをお招きしてのミーティングを行い、研究内容やゴールを共有しました。 ミーティングの後は和食屋ぼのにて懇親会を行い、活発な交流や意見交換の場となりました。(濱本)
ホルモンと脳の関係(論文)
2016.04.08
オキシトシン・ヴァソプレッシン、ネガティブ感情、扁桃体の関係を明らかにした論文がFrontiers in Psychologyに掲載されました。 末梢血のヴァソプレッシン濃度が高い男性は、ネガティブ感情課題時の扁桃体活動が高いという知見が明らかになりました。(元木)
一般的な自分と特定の自分は脳の中ではどう違う?(学会発表@ニューヨーク)
2016.04.05
認知神経科学の総合国際学会である、北米認知神経科学会(Cognitive Neuroscience Society: CNS)に参加し、一般的な自分と特定の自分の評価神経基盤の違いに関するfMRI研究成果をポスター発表しました。異なる立ち位置からの自分という全く新しい切り口に、自己に興味を持つ多くの脳研究者が関心を示しました。議論を通じて新しい関連認知課題の存在や高齢者研究への発展性など、新しい情報・アイデアを得ることが出来ました。(杉浦)
Times square
タイムズスクエア
MRI安全講習会
2016.04.05
新入室者などを対象にMRI安全講習会が行われました。MRIの概要とMRIを使用するにあたり注意しなければならない事項を、映像と菅野先生の講話を通して学びました。(平野)
こころの健康法はなぜ効く・誰に効く?(研究プロジェクト始動)
2016.04.04
心の健康を自己管理するために様々な「健康法」が提唱されています。それらは本当に効くのでしょうか?効くとすればどのようなメカニズムで、どのような人に効くのでしょうか?この疑問にfMRI研究で迫るプロジェクトが動き出します(科研費基盤A)。ご期待ください。(杉浦)
MRI用ノイズキャンセルヘッドセット装置設置
2016.03.30
MRIスキャン中に高音質で聴覚刺激を提示したり、被験者の発話を録音したりできる装置を導入しました(OptoACTIVE)。スキャンノイズがかなり緩和され、音声コミュニケーション研究だけではなく、自閉症、子どもを対象とする研究など静かな環境を必要とする様々な研究で、より自由度の高い実験ができそうです。(ジョン)
MRI用温・湿度操作装置が導入されました
2016.03.28
MRIのガントリーの中で、被験者さんの全身の周囲環境の温度と湿度を操作するための装置が、加齢医学研究所の3TMRI実験施設に導入されました。これにより気温・湿度の知覚やそれに伴う快適感の脳機能研究が可能となりました。(菅野)
年を取ると脳の働きはどう変化するか?(論文)
2016.03.23
正常加齢の機能画像研究のレビュー論文を発表しました。加齢による脳活動変化を認知機能低下と環境適応の2側面から整理し直しています。(杉浦)
「生き抜ける人」とはどんな人か? ―災害を生きる力の8因子― (研究成果まとめ)
2016.03.14
災害を生き抜くために有利な個人の性格・考え方・習慣が、8つの「生きる力」にまとめられることを明らかにしました。東日本大震災被災者1,412名を対象にした質問紙調査に基づいて、災害科学・脳科学・心理学・認知科学・情報学を結集して、学際的に初めて明らかにされた重要な報告です。この8つの「生きる力」を指標・目標にすることで、今後の防災教育の質が大きく変革することが期待されます。(杉浦)
健康法はなぜ心に効くか? ―自己3層脳モデルから考える― (研究成果まとめ)
2016.03.14
ストレスの多い現代、精神的な健康を自己管理することの重要性を背景に、日常生活の中でメンタルヘルスに資する様々な健康法が提案され、実践されています。その想定される効果メカニズムとして、心と身体の関係を調整するものと、心と社会の関係を調整するものがあります。(杉浦)
呼吸法実施中の熟達者と未経験者の比較
「自己」ができるまで:3層モデルから考える (研究成果まとめ)
2016.03.14
我々は複数の「自己」を持ち(例:研究者の私と家庭人としての私)それらの間の葛藤を経験します。さらにこれらの「個別的自己」を俯瞰的に眺める「総合的自己」も存在し、適応的に個別的自己間のバランスを調整します。思春期・青年期の“自己の確立”は、個別的自己の成熟を経て、その間の葛藤を調整する総合的自己の確立までの過程です。(杉浦)